臍帯血(さいたいけつ)保管について
おはようございます!
昨日ちらっと触れた臍帯血(さいたいけつ)の保管についてログを残しておきたいと思います。周りに利用者がいなくて、調べないと分からないことが多かったので、どなたかのお役に立てれば。
まず臍帯血については、厚生労働省のHP(赤ちゃんを出産予定のお母さんへ(臍帯血関連情報)|厚生労働省) にも記載がありますが、出産時にのみ採取できる、母体と赤ちゃんをつなぐへその緒に流れていれる血液のことで、将来的に赤ちゃんの白血病や脳性麻痺などの治療に使うことができるそうです。
私が申し込んだのは、上記HPに記載のある臍帯血プライベートバンクの方ですが、「ステムセル研究所」という、民間の臍帯血バンクでは9割以上のシェアを持つ機関を利用しました。
妊娠するまで臍帯血のこともステムセルのことも全く知らなかったので、本当にここで申し込んでいいものかと最初は疑心暗鬼でしたが、出産予定の総合病院からもステムセルのパンフレットを使って臍帯血の案内があったので、申し込むことに決めました。
色々な考え方があると思いますが、夫も私も想定できるリスクはできる限り取り除きたい、事前に対処できることがあればお金をかけてでもやっておきたいタイプなので、将来赤ちゃんに何かあった時のために後悔したくないから、申し込んでおこうかという結論に至ったまでです。
ステムセルのプランには、
- 臍帯血だけ保管する
- 臍帯血が採取できなかった場合に、へその緒自体を保管する
- 臍帯血とへその緒両方を保管する
の3つがあり、それぞれのプランで1年、10年、20年の保管期間を選べます。
迷いましたが、私の通っている総合病院では、①の臍帯血だけを選択されている方が多く、基本的に臍帯血を採取できているということだったので(もちろん保証はできませんが)、結局①臍帯血のみ10年プランを申し込みました。
そしていくつか気になった点があったので事前に確認したところ、以下の回答をいただきました。
- 臍帯血が採取できなかった場合、返金されるか
- 回答: そもそも支払いが発生するのは、出産後臍帯血を採取した後
- 20年プランを選択し、途中で臍帯血を利用した場合、差額は返金されるか
- 回答: 残りの保管費用を年割で計算し返金
- 以下のようなことが発生した場合、返金対象となるのかどうか。
- 災害や紛争が理由で臍帯血を消失
- 返金対象とならない。
- 研究所で火災や盗難が発生し臍帯血を消失
- 研究所の故意または重過失の場合は、返金対象となるが、不可抗力による場合は返金なし(前項のようなケース)
- 研究所運営機関が経営破綻した場合
- 契約終了となり、残りの保管費用を年割で計算し、返金。保管している臍帯血は廃棄or引き渡しを契約者が選択できる
- 災害や紛争が理由で臍帯血を消失
いずれも契約書には記載がありますので、詳細は事前に確認いただけますが、現時点での情報なので、後日変更となる可能性はあります。
実際に契約画面まで進まないと契約内容詳細が確認できなかったので、納得してから申し込みたい方は、直接問い合わせてみることをおすすめします。(とてもわかりやすく丁寧に回答してくださいました)
保管期間については、少し割高になりますが、延長料金を支払えば単年でも更新ができるので、我が家はひとまず10年プランを選んでおきました。
申し込み前後の簡単な流れは、
- 産院が臍帯血採取に対応しているかどうか確認(重要)
- ステムセルHPから資料請求
- 産院が対応していることを確認でき、不明点等クリアになったら、ステムセルHPから申し込み
- 登録した住所に臍帯血採取キットが送られてくる
- 入院時にキットと産院への依頼書を持っていく
- 出産&臍帯血採取
- 採取後2-3時間を目安にステムセルへ連絡(私は対応できないので家族に依頼)
- ステムセルが産院へ臍帯血を取りに来る
- 臍帯血に問題がなければ支払い発生
といった感じのようです。
繰り返しになりますが、あくまで私が問い合わせた現時点での情報となりますので、参考程度にしてください〜。
それでは皆様、良い休日を♪