前回の記事でお伝えした通り、40代で生まれて初めて運転免許を取ったので、
合格までの道のりをまとめておこうと思います。
まず前提として、私には1歳の子供がおり、自宅保育を行っているので、平日教習所に通うことができません。それでも免許を取るとしたら、仕事をしていない&子育てが落ち着いてきた今しかない!ということで、何か方法がないか調べました。
保育園/託児所を併設している教習所もありましたが、まだ子供が小さく、流行り病なども気になったので選択肢から外し、私の中では以下の2択に。
- 学科はすべてオンライン、実技練習&試験は教習所で受ける
本当はこれが理想だったのですが、近所にオンライン対応している教習所が無く、技能練習と試験の度に遠方までいかなければならないので、泣く泣く断念 - 学科は自習の後、免許センターで学科&実技の試験を受ける
警視庁管轄の免許センターで試験を受ける、通称「一発試験」というものがあることを知りました。免停になった人や、更新を忘れて免許が失効してしまった人達が行っているところですね。そこで警察官が試験を行っているので、運転に自信がある人は、そこで手間とお金をかけずに取ることができます
上述の通り、①は選択肢から外れたので、消去法で②を選んだのですが、それが私の地獄の日々のスタートでした・・・w
運転免許を取るのは今回が初めてなので、もちろん運転に自信などあるはずもなく、いきなり試験場にいって試験を受けるのは非現実的なので、まずは個人レッスンを行っているところを探しました。ほとんどの人は、レッスンから試験まで一つの教習所の中で完結すると思いますが、私の場合、試験は免許センターでと決めていたので、レッスンだけをやってくれるところが必要だったのです。
主な流れは以下の通り
- 個人レッスンを申し込み、学科のテキストを一式もらう
- 免許センターで(仮免) 学科試験の予約をし、それまでの間自習
- 免許センターで(仮免) 学科試験を受けて、合格すれば(仮免) 実技試験の予約ができる
- 実技試験日まで、運転の個人レッスンを何度か受ける
- 免許センターで(仮免) 実技試験を受ける
- ⑤に合格すれば本免のプロセスに進み、上記2~5のフローを繰り返す ※(仮免)を<本免>に変えてください
私の場合、仮免を取得してから、本免の学科まではスムーズだったのですが、
本免実技の路上試験が、まぁ地獄でした。本っっ当に大変でした…
「一発試験は難しい」という噂は聞いたことがありましたが、正直ここまで対策が必要だとは思っていませんでした。もちろん私の運転センスの問題もあると思いますが、私が受けた東京鮫洲の試験場では、かなり細かくチェックされる上に、交通量と路上駐車をしている車が多いので、必然的に運転が難しくなってきます。車線変更の回数は増えるし、一時停止しなければならない場面も増えてきます。
結果的に私は、路上試験に3回落ちて、4回目でようやく受かりました。
これから運転免許を取ろうとしている人に一発試験をお勧めするかと聞かれると、
安くor早く取りたい人にはノー
安全を何よりも重視したい人にはイエス
と答えます。
特に早く取りたい、最短で取りたいという人。どれだけ運転技術があっても、忙しい方は鮫洲での試験はお勧めしません。なぜなら、予約が取れるのは基本的に2カ月先で(私が取ったタイミングではそうでした)、キャンセルは結構出るのですが、キャンセル待ちが争奪戦で、電話でしか受け付けていないため、本当になかなかつながりません。
朝起きて数十回電話をかける、お昼ご飯を食べた後また数十回かける、といったことを毎回していました。
そのような苦労に加えて、試験に落ちる度に追加レッスンをお願いして費用も嵩み、試験は平日しかやっていないので、夫に半休を取ってもらって子供の対応をしていたため、精神的なダメージがかなり大きかったです。
4度目の試験はほとんど諦めモードだったので(それがよかったのかも?)、受かった後は放心状態でしたが、これに落ちたら普通の教習所に通いなおそうかなと思っていたくらいです。レッスンの先生曰く、一発試験で試験官が見るポイントは、普通の教習所の2倍、加えて鮫洲の場合は交通量が多いので難しいということでした。私の場合、レッスンをお願いした先生が、試験官のチェックポイントを熟知している方だったので、知識としてはしっかり準備できましたが、本番は咄嗟の判断の遅れや、緊張しすぎて必要な確認が漏れるなどのミスを連発。そして相手は交通の安全を取り締まる警察官。人にもよりますが、割と厳しめに注意されるので、それもまたメンタルえぐられます。
あーーーマジで取れてよかった。
この努力を無駄にしないためにも、しっかり安全運転がんばらなければ。
これから一発試験で免許を取ろうとしている方にとって、少しでも参考になりますように。