kagenote

約3年間の不妊治療を経て、外資系企業を退職。KLCへ転院後、PGT-Aにチャレンジし、2022年秋に長女を出産。不妊治療の過程や、育児、赤ちゃんとの生活についてゆるく綴っています。

不妊治療 - 着床前診断 (PGT-A) 1回目結果

こんにちは!

今日は、着床前診断 (PGT-A) 第1回目の結果について書きます。

ここまでのざっくりとした過程については、に書きましたが、先週ようやくPGT-Aの結果が出て、クリニックにお話を聞きに行ってきました。

これからPGT-Aに挑戦する方もいらっしゃると思うので、参考までに私の場合の治療の流れとスケジュールを記しておきます。

 

採卵日からのスケジュールはこんな感じ。

10/15    採卵 

10/16    受精結果報告 (Web) -採卵1日後

10/22    胚盤胞凍結結果報告 (Web) -採卵7日後

12/10    PGTA結果報告(Web & メール) -採卵56日後

12/14  結果説明

 

大体40日程度で結果が出ると聞いていましたが、胚盤胞凍結したあと、しばらく経ってからアメリカの検査機関に提出したそうなので、そこから数えて、40日程度ってことだったんでしょうね。採卵日から数えると56日後に、クリニックのWebとメールで結果を知ることができました。

 

KLCでの初採卵は、成熟卵3個という結果で、いずれも上手く受精し、胚盤胞凍結まで至ったのですが、ランクは5A、5A、5Cとなっていました。

前のクリニックでの採卵結果と比較すると、数はあまり多くないですが、幸いにもAが2つあったので、若干期待しちゃっていました。

 

そして待望のPGT-Aの結果は・・・

① B判定 (準適)

② C判定 (不適)

③ C判定 (不適)

 

ガーーーン。A判定(最適)無し。

準適って何や?もともとA判定だった胚盤胞はどこ行ったん?

とモヤモヤしつつ、クリニックにお話を聞きに行ってきました。

 

説明してくださったドクターがすごーーーく良い先生で、とてもわかりやすく「Aではない」理由を教えてくれたのですが、感想はガッカリというより、「医学ってすごい!」「PGT-Aをやってマジでよかった。」でした。

 

専門知識が無いので、詳しいことはわかりませんが、PGT-Aでは、各胚盤胞について以下のようなことがわかるそうです。(詳しいことはドクターに聞いてみてください)

  • 染色体が多いトリソミー
  • 染色体が欠失しているモノソミー
  • 細胞の20-80%に染色体異常があるモザイク
  • 染色体全体ではなく、部分的な断片に重複や欠失がある

面談では、22組×2(父&母) ある常染色体のうち、どこに問題があるのかをデータで見せてくれたのですが、横軸が1~22番まであり、縦軸が正常値からどれだけズレがあるかを示す、地震の波形のようなものでした。

私の場合は、異常がある箇所がそれぞれの胚盤胞で違い、

①特定の番号の遺伝子?細胞?が丸っと無い

②特定の番号が断片的に欠けている

③特定の番号で7割程度の異常が見られる(高レベルのモザイク)

というものでした。そして最終的なグレード表示としては、①②がC(不適)、③がB(準適)という結果となりました。

 

先ほど元々の胚盤胞のグレードは、A、A、Cだったとお伝えしましたが、PGT-Aの結果は、Aゼロ!!①②は移植したとしても、かなり高い確率で流産してしまうということでした。どっちかはAグレードの胚盤胞なのにも関わらず。そして③も胚盤胞ランクとしてはA中のAらしく、とてもきれいな卵だったとのこと。いやー、胚盤胞グレードだけではわからないものですね。

逆に胚盤胞グレードが良くなくても、染色体がきれいだったら、着床するまでのチャレンジはあるかもしれないが、着床してくれれば、そこから順調に育つ可能性が高いということでした。

 

これまで、理由もわからず、流産したり、着床しなかったりを繰り返して来ましたが、今回説明をきちんと受けて納得できたことで、なんだかものすごく腑に落ちて、晴れ晴れとした気分になりました。

現在第2回目採卵のPGT-A結果待ちですが、念のためもう1回採卵しておこうかなと思っています。しっかり運動して、栄養取って、良い卵を作るぞー!オー!