kagenote

約3年間の不妊治療を経て、外資系企業を退職。KLCへ転院後、PGT-Aにチャレンジし、2022年秋に長女を出産。不妊治療の過程や、育児、赤ちゃんとの生活についてゆるく綴っています。

不妊治療 - 甲状腺機能低下症 (橋本病)

こんばんは!

先日、不妊治療で着床前診断 (PGT-A) にチャレンジしていることについて書きましたが、今回は、そこに至るまでの過程や、新しい発見について記しておきます。

 

不妊治療 - 着床前診断 (PGT-A) への道のり - kagenoteの日記の通り、約3年前に不妊治療を始め、段階的に高度不妊治療へとステップアップをしてきたのですが、あらゆる検査を行っても特に問題が見当たらず、その状況にずっと苦しんできました。

問題が無いことは喜ばしいことでもあるのですが、原因を見つけて解決していくというプロセスを辿ることができないのは、なかなかのストレスであり、「前に進んでいる感覚」を感じられないまま、採卵→移植を繰り返してきました。

そして6回目の移植が不成功に終わり、30代最後を迎えたタイミングも重なって、転院を決意したのですが、新しいクリニック (KLC) で初めに行った血液検査で、一つの問題を見つけることができたのです。

 

甲状腺機能低下症ー その代表である、橋本病を患っているということでした。

 

甲状腺検査は前のクリニックでも行っていたのですが、甲状腺刺激ホルモン (TSH) やFS4値に問題が無かったため、全く問題ないという認識でいました。

ところが、KLCでさらに細かく検査を行っていただき、TP0Abという項目が基準値 (28程度) の約10倍あることが判明。橋本病の人は、TP0Abが高く、進行するとTSH値も上がり、流産のリスクが上がるといった問題があるということでした。

 

私の場合はTSH値も正常範囲内でしたし(一時的かもしれませんが)、必ずしもそれが不妊の原因だったとは言えませんが、原因のひとつである可能性があったのかもしれません。

 

そして紹介状をもらって、東京表参道にある有名な「伊藤病院」へ行き再検査を行いました。結果はやはり同じで、橋本病。ただTSH値に影響を及ぼす程ではないためか、飲み薬等は処方されず、

「3か月に一度検診に来てね。」

「妊娠したら来てね。」

「昆布の取りすぎに気を付けてね。」

と言われただけでした。何だか肩透かしをくらった気分w

 

それ以降、我が家の食卓から昆布が消え、昆布が入っていない出汁や調味料を探し回る日々が始まりました。(和食系で昆布無しって実はなかなか無いから、見つけるとテンション上がる) ということで、問題は解決していないのですが、ひとつ問題が見つかったことによって、一歩進んだ気分になれたカゲロウでした。

 

ちなみに伊藤病院は、朝9時診療開始ですが、6時から整理券を配っていて、

張り切って6時過ぎに行ったのに、整理券番号は50番でした。土曜日だったのもありますが、コロナ禍にも関わらず、人人人・・・

そして最終的に得たアドバイスが昆布・・・

 

妊活中の方は、一度甲状腺の「詳しい」血液検査をやってみる価値ありです。